さえずるキウイズム

一児の父が大人になるため考えたことや子育て、健康についてピーピーさえずっています。

マクロ管理法をゆるく5ヶ月試してみた効果は?継続のコツは?

マクロ管理法というダイエット法を5ヶ月ほどゆるく試してみました。

 

 

結論から言うと効果アリだったので、ゆるいやり方継続するためのコツについて語っていきます。

 

 

 

マクロ管理法との出会い

医療業界で働いていると、病気の方と接する機会が多いので健康がなによりの財産だなと感じます。そう、失ってからでは遅いのよ。

 

※参考記事

虫歯予防だけは英才教育したい~わが子に伝えたいデンタルケア術~ - さえずるキウイズム

 

 

かくいう私も会社の健康診断で

「脂質やばいね♪」

「メタボってるね♪」

という判定が下されたので、マジメにダイエットに取り組んでみることにしました。

 

 

筋トレ社長として有名な@Testosteroneさんがオススメするマクロ管理法という方法を5か月続けてみたところ、、、

 

 

【体脂肪率】23%⇒18.9% 

4.1%ダウン!

【体重】68.8kg⇒60.8kg              

 8kgダウン!

 

 

という結果が出ました。

人に会うたびに「なんかシュッとした?」と聞かれます。 

 

 

マクロ管理法とは?

マクロ栄養素と呼ばれる3つの栄養素

 

  • タンパク質(Protein)
  • 脂質(Fat)
  • 炭水化物 (Carbohydrate)

 

これらのバランス(PFCバランス)を管理するダイエット法です。

 

 

ビタミン、ミネラルといった栄養素はミクロなもので体型に影響を与えづらく、それよりもマクロ栄養素の管理が重要という考え方です。

 

 

「野菜をたくさん食べてもダイエットには効果が薄いから、お米の量を減らしたり鶏肉をたくさんとったりする方がいい」

という感じです。

 

 

 

詳しいやり方を3つのステップで説明していきます。

 

 

① 摂取カロリーとマクロ栄養素の摂取量を設定しよう!

まずは1日にどれだけの量を食べていいかを決めていきます。

こちらのサイト内で計算してみましょう。

https://dietgenius.jp/macro-nutrient-calculator/

 

 

30代日本人男性の平均値(厚生労働省調べ,2015)を例に設定してみます。 

・身長172㎝ 

・体重71.2㎏ 

・35歳

・アクティブ度:低い

・目的: 減量

 

 

この条件で設定すると、、

 

総摂取カロリー 1552kcal

タンパク質 142g

炭水化物 149g

脂質 43g

 

これが1日にとっていいカロリーとマクロ栄養素のバランスです。

 

 

② 食事記録をとろう!

実際に食べたもののカロリーと栄養素を記録していくのですが私の場合はアンダーアーマーさんのアプリを使用しました。

無料カロリーカウンター、ダイエット & エクササイズ日記 | MyFitnessPal.com

 

このアプリでの記録方法は2種類あります。

  • 食品バーコードを読み取る
  • 食品名を入力しデータベースから検索

 

データベースはPCFバランスが実際と異なるものも多いのでその点は注意が必要です。これ以外にもアプリや栄養素が計算できるWebサイトなどいろいろあるようなので、ご自身に合ったやり方を探してみましょう。

 

 

③ 食事を調整しよう!

あとは1日に決められた分量を食べるだけです。

マクロ管理法をするにあたって重要なポイントは

 

 

脂質 減らす↓

炭水化物 減らす↓

タンパク質 増やす↑

 

ホントにこれだけ。

突然文字サイズを大きくしちゃうくらい大事なことです。

 

 

美味しいことで有名な白米は炭水化物のお化けなのでバクバク食べちゃうとアウトです。タンパク質も普通の食事では不足がちなので、意識的に高タンパク質の食品をとっていく必要があります。 

 

※参考記事 

マクロ管理法おすすめ食品〜タンパク打率3割越えの強打者たち~ - さえずるキウイズム

 

ゆるくても続けることが大事

以下の条件でゆるく5か月続けてみました。

 

  • カロリー目標達成できた日は全体の7割くらい
  • 達成できなかった日の分をほかの日で埋め合わせることはしない
  • 飲み会などの時は食事記録せず、好きに食べる(頻度は月に2,3回)
  • 週1回運動(ジムにて有酸素運動+筋トレ)
  • 体脂肪率、体重は毎日起床後に測定

 

ところどころ自分に甘い気もしますが、これぐらいでないと続きません。

不完全でもなんとか続けることが大事ですので、無理のない範囲でやってみてください。

 

 

 

5か月試してみて気付いたこと

食に対しての意識が高くなる

食べる時にカロリーとPCFバランスを記録するのは慣れるまではしんどいです。

しかし続けていく何か食べる前に

「カロリーはどのくらいだろう?」

「タンパク質は何gかな?」

「脂肪がやばそうだな」

といったことを自然に考えるようになります。

 

 

コンビニやスーパーで食べ物を買うときは必ず成分表示を見るようになりました。

 


意識したことがない人は一度見てください。菓子パンとかカップラーメンの栄養表示をみるとゾッとしますよ。

 


食生活のメリハリがつく

マクロ管理法はいわゆる食事制限の一種ではあるので、食べることが好きな私は

「好きなものが食べられず、我慢が続くのかな」

とも思っていました。

 

 

しかし食事のメリハリがつくようになり、食生活が楽しくなりました。

 

 

毎日好きなものばかり食べることはできません。

 

一人でいる時に漫然と高カロリーのものを食べなくなり、みんなで楽しい食事のときは遠慮なく好きなものを食べることができるようになりました。

 

※参考記事

都内での子連れ食事会がカラオケパセラ一択になりつつある - さえずるキウイズム

 

継続するための3つのコツ

ゆるいやり方でも継続さえすれば結果はでますが、継続というのが一番難しいですよね。。

というわけで継続するための3つのコツをお伝えします。

 

 

①まずは現状維持を目標に、PFCバランスだけを変えてみよう

 上記の例では目的を「減量」としてカロリー設定しましたが、「現状維持」から始めることをオススメします。

 

 

「減量」の場合1日1552kcalしか摂取できないのですが、これは正直しんどい。

いきなりやると続きません。

 

 

「現状維持」で設定すると1900kcalくらいは摂取できますし、体型が変われば体重を減らす必要はないのでまずは実行可能な範囲での設定がいいかなと思います。

  

②全身を毎日チェックしよう*全裸推奨

毎朝体重を計っていましたが、その際に自分の全身チェックを鏡でしていました。

 

 

開始2週間あたりで

「あれ?体が変わってきている?」

と感じられるので、そのあたりから楽しさがでてきたような気がします。

 

 

ナルシストっぽくて抵抗があるかもしれませんが、ぜひやってください。

 

 

自分の体が好きになると、自分のことが好きになれます。

自分を好きになると、自分に自信が持てます。

(ここめっちゃ大事!) 

 

 

③プロテインを買おう

前述したようにPFCバランスのPにあたるタンパク質の摂取はなかなか大変です。意識せずに食事していると設定量を摂取することはできません。

 

 

今回の例ですと1日に142gのタンパク質、1食にして約45g程度

 

 

これを食事だけでとろうとして、肉や大豆をたくさん食べると炭水化物や脂質も増えてしまうんです。

 

 

プロテインであれば1食でほぼタンパク質だけを20~30g取れるので、食事内容に応じて補助的に使うことができます。

 

 

コンビニのサラダチキンでも同様の効果が得られますが、コスパではプロテインに勝てません。

 

 

プロテインに抵抗があるという人もまだまだ多いですよね。作り方としては牛乳からタンパク質だけを抽出するだけ。別に怪しい化学的な何かを加えているわけではないので、砂糖とか塩みたいなものです。むしろ砂糖の方が恐ろしいんですが、それはまた別のお話。

 

 

色々探してみた結果MY PROTEINというメーカーのプロテインが経済的でした。

【Myprotein】

 

海外サイトなので、送料無料にするためには結構な量を買う必要がありますが、プロテイン10㎏とかが家に来ると家族に怒られる可能性がありますので気をつけましょう。

 

※参考記事 

プロテインのデメリット〜口臭とその対策について〜 - さえずるキウイズム

 

マクロ管理法の副産物

もう少しストイックにやっていれば目を見張るような結果が出たかもしれませんが、ダイエットの方法としてはとても有用だと思いました。

 

 

また実践を通じての副産物的な気づきとして以下の3つがありました。

 

・「食」のありがたみを知る

・体型が変わると気持ちも変わる

・不完全でも継続することが大事

 

今後は体脂肪をもう少し落としていくのが目標なので継続していきます。

みなさんも一度試してみてはどうでしょうか?

 

 

本日はこれにて。

ありがとうございました。 

 

 

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「無知」と「関心」のコンボはなかなかつらい

こんにちは。

ウイズムです。

 

本日は「無知」と「関心」のコンボはなかなかつらいという話を。


結婚や子育てについて最近では多様な考え方を認めようという風潮も少しずつ出てきていますが現実にはまだまだだなと思います。

周りの妙齢女子の話をきくといまだに親や身内に
「結婚はまだか?」
「子供の顔が見たい」
と言われるのがお決まりみたいですね。
言う本人に悪気がないのが結構厄介だったりしますよね。。

 

男性の場合はこれを言われてもヘラヘラしてごまかせますが
女性の場合はとても傷つく言葉になりかねないですよね。

 

こうした問題に限らずLGBT過労自殺といった問題についても背景には

「男女はこうあるべきだ。」
「仕事は多少つらくても頑張るべきだ。」

といった「べき論」があるのではないでしょうか。
現代の呪いの一つと言えそうです。


なぜこうした「べき論」を相手に押し付ける人がいるか?
一つは単純に「無知」が原因なのかなと思っています。

先の例でいうと
・結婚をそもそもしたくない
・子供は欲しいが事情により産めない
・子ども自体欲しくない

といった様々な考えや

・結婚してなくても幸せに暮らしている人
・仕事や事業が生きがいだから子供は不要な人
・結婚という制度が暮らし方に合わない人

こんな風に色んな人がいるということを知らないもしくは理解できていない。
それがまず第一だと思います。

 

第二には「関心」があります。

「愛の反対は無関心」という有名な言葉があります。
人は愛ゆえに「関心」をもってその人に接していきます。
愛をもって自分の良いと思うものを押し付けてしまいます。

 

しかし「愛」とは受け取った側の言葉であるべきだと私は考えます。

「○○の為を思っているからこそ。」
「愛を持って接している。」
これらは思っていても自分で口にしてはいけません。
「関心」を「干渉」と感じる人もいるでしょう。


人と人の距離感は微妙なバランスで形成されます。
身近で親しい人だからこそ「無知」と「関心」だけを持って接してはいけないのです。


それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。

 

 

 

野球の成分表 ~「残酷」と「悲劇」~

こんにちは。

ウイズムです。

 

本日は野球の魅力についてとりとめなく語ります。

野球における「残酷」と「悲劇」は苦味みたいなもので、

この2つの成分によって私は野球中毒となっているのかもしれません。


「残酷」

点数、打率、ホームラン、球速。

数字は事実を客観的に映しどこまでも「残酷」です。

選手の生き死にをも決めることができます。

バットに当たる数ミリの差でホームランとアウトという明暗が分かれます。

ボールが落ちる数センチの差でヒットとアウトという明暗が分かれます。

それらの繰り返しで点数の差がつき、最終的には勝者と敗者が生まれます。

たとえ結果として10対0の試合だったとしてもはじまりは「0」と「1」のわずかな差だったのです。

 

選手個人レベルでみてもそうです。

素晴らしい才能がある選手。

とんでもない努力を積み重ねる選手。

身体能力がすさまじい選手。

しかし数字を残さなければ歴史には残りません。

そうやって消えていく選手が毎年何人もいます。

そして誰かの「1」が誰かの「1」を潰していく世界でもあります。

 

「悲劇」

甲子園のエースが自分を犠牲にして連投する姿に称賛を送ります。

魔物と呼ばれる存在が信じられない逆転劇を起こします。

1本ヒットを打たれただけで負けてしまうこともあります。

みんなで懸命につないだリードを絶対的な守護神が台無しにしてしまうこともあります。

 

たった1つのアウトがとれない。

たった1球のストライクがとれない。

たった1つのヒットが打てない。

起こってほしくないことが起きます。

でもどれもよくあることです。

勝者より印象に残る敗者の姿があります。

プロ選手の本気の悔し泣きに胸をうたれます。

 

 

野球の主役は言うまでもなく選手です。

選手は「残酷」の上に必死に数字を残します。

そうして掲げられた数字は美しく輝きます。

選手は「悲劇」を避けるべく技術を磨きます。

立ち向かうプレーの一つ一つに胸が躍ります。

そうやって出てきた旨味を頂くことが正しい野球の味わい方とも言えます。

しかし一方で我々は「残酷」や「悲劇」といった苦味そのものを心のどこかで望んでいるのではないでしょうか?

 

また今年もビールを飲みつつ野球を観ましょう。


それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。

主人公よりライバルが好き

漫画をよく読むが主人公が1番好きという作品は少ない。

 

孫悟空よりベジータ、ルパンより次元大介が好きな子供であった。

 

単に捻くれていただけかもしれない。

ライバルや2番手となるポジションにいながらも、キッチリと自分の役割を果たすようなイメージ。

そんなキャラが大好きだったし、こんな大人になりたいとも思っていた。

 

物語の美味しい所をもっていくのも、ラスボスを倒すのも主人公の役割である。

それでも人間的な魅力を感じるのはライバルキャラだし、応援したくなるのは2番手キャラである。

 

なぜだろうか。考えてみた。

 

 

主人公というのはある意味では自分の物語を生きていないのだ。

運命、血統といった物語の業を背負っている。作者や読者のための物語を生きている。

最終的には勝たなければいけない。

いや、勝つことが決まっているというべきか。

 

対してライバルキャラは基本的に自分の物語を生きている。

彼らいつも勝つか負けるかわからない。

ラスボスも倒せない。

それでも自分の役割を誇り高く演じている。

 

 

我々はそれぞれの人生という意味では主人公であるが、幸いながら他の誰かの物語を背負う必要はない。

 

 

最終的な勝敗はわからない。

待つのは輝かしい勝利か、無様な敗北か。

それともまた別の何かか。

結末のわからない物語の中で自分の役割を演じていくしかない。

 

 

 

 

落合博満「采配」について熱い思いを語りたい

本日は野球関連の書籍の紹介をしたいと思います。

正直、紹介というよりは熱い思いを語りたいだけになっていることをお許しください。

 

落合博満「采配」

 

この本とは長い付き合いです。会社で管理職をまかされたタイミングでたまたま出会いました。

はじめての管理職。なにも分からなかった自分自身を支えてくれた思い入れの深い一冊でもあります。

 

著者:落合博満とは?

著者はプロ野球ファンにとっては説明不要の人物でありますが、野球にはあまり詳しくない方のために簡単に説明します。

 

経歴

1979-1998 プロ野球選手(ロッテ→中日→巨人→日本ハム) 

1999-2003   野球解説者

2004-2011   中日ドラゴンズ監督

2013-2017   中日ドラゴンズゼネラルマネージャー

 

選手時代のトピックス

・史上初となる3回の3冠王*1を獲得

・日本プロ野球選手史上初の1億円プレイヤーとなる*2

・FA宣言*3を初めて行った

 

*1 その年の打率、本塁打、打点の3部門でトップをとること。めちゃくちゃ難しい。

*2 現在は年棒1億円を超える選手は多数いるが、その礎を築いたとされる。

*3 FA(フリーエージェント)宣言 8年同じチームにいれば、他の球団に移籍できる。しかし手を上げる球団が無ければ無職になってしまうリスクもある。

 

監督時代のトピックス

・8年間でリーグ優勝4回、日本一1回

・球団史上初の連覇(2010,2011年)を達成

 

選手としても監督としても圧倒的な実績を残してきた落合氏ですが、氏を表す代名詞として欠かせないのが「オレ流」という言葉です。

 

25歳でのプロ野球入りなど他の野球エリートと一線を画するエピソードを持ち、選手時代の練習方法や監督としての采配など既存の常識や周りの言葉にとらわれず自分の信じた道を歩んできた人物です。

 

「采配」はビジネスパーソン必見の一冊

本書は中日ドラゴンズ監督を退任した2011年に出版されました。

落合氏の人や組織を動かすための手法や哲学を、「強いドラゴンズ」を作り上げていく過程の描写とともに語っています。

プロ野球の事例ではありますが、ビジネスの世界でも通用する普遍性が高い内容となっています。ドラゴンズファンのみならずビジネスパーソンにぜひ読んで欲しいなと思います。私も仕事をする上でこの一冊に強く影響を受けております。

 

全6章からなる本書ですが、それぞれの章から自分が感銘を受けた部分を少しずつ紹介していきます。

 

 

1章「自分で育つ人になる」 

~「心技体」ではなく「体技心」~

人間の成長のための要素として「心・技・体」がありますが、重要な順にならべると「体・技・心」であると落合氏は言っています。

 

 

体力があり、技術がある人間は心を病まないという考え方には私も大きく同意で、何か悩みが出たときは

体力面(睡眠、食生活、運動)

技術面(スキル、勉強量)

の順で見直すようになりました。

 

 

心とは体という土台の上で発揮されるものです。心だけに頼って頑張り続けるのはなかなか難しいことを実感しています。

 

 

2章 勝つということ 

~「負けない努力」が勝ちにつながる~ 

0対1での敗戦が3試合続いた時に野手陣、投手陣にそれぞれどんな言葉をかけるのか?

 

 

試合を作ったピッチャーが使う「自分の仕事はした」という言葉に対して落合氏は疑問を投げかけています。

 

 

「自分のベストを尽くしたか」と「結果が出たか」とは全くの別次元の話でそこを混合してはいけないという戒めにもなっています。

 

 

自分自身も「よく頑張った」という気持ちが強いと客観的な視点が失われてしまうことがあるので、気をつけています。

 

 

3章 どうやって才能を育て、伸ばすのか 

~欠点は、直すよりも武器にする~

投げる球が「シュート回転する」という欠点を持った投手をどのように指導するのか?

 

 

すべてにおいて完璧な人はいないのだから、欠点を長所に変える目を持つことが指導者には求められていると言っています。

 

 

仕事でも後輩を指導する場面になるとどうしても欠点ばかりが目に付き指摘しまいがちですが、そんな時は一旦落ち着いてその欠点を生かしてやれないかを考えてみてはどうでしょう。

 

 

4章 本物のリーダーとは 

~情報管理こそ監督の仕事~

個人的に落合氏の最も優れていた点は情報管理能力だと思っています。

 

 

ファンやメディアの「知りたい」という気持ちよりも、選手の重要情報(コンディションや故障など)を守りたいという監督でした。球団の親元が新聞社であったため、そのあたりのいざこざも多かったのではないかと思います。 また情報をマスコミに漏らしたコーチをクビにしたりもしています。

 

 

世の中には残念ながら大事な情報をペラペラと話してしまう人が意外と多いですね。情報があふれる時代だからこそ情報の取り扱いには十分気を遣い、「これを言ったら本人はどう思うか」という想像力を持った人が信用されていくのではないでしょうか。

 

 

5章 常勝チームの作り方 

~「初」には大きな価値がある~

選手としても、監督としても「初」の偉業を数々成し遂げてきた落合氏だからこそ、その価値を知っています。

 

 

2011年に岩瀬仁紀選手がプロ野球史上初の300Sをあげた際のマスコミの対応に苦言を呈していて、「初」の価値観を大切にすることがその世界の発展に繋がり、ひいては自分を成長させると書いています。

 

 

自分の今いる世界で先人たちが成し遂げてきたことに対して敬意を持つということを意識するきっかけとなりました。

 

 

6章 次世代リーダーの見つけ方、育て方 

~「リーダー不在の時代」ではない~

今の時代はリーダー候補者に対して昔の人と比べての評価や本業とは関係のないところでのバッシングが起きやすく、リーダーが育たない原因になっているのではないかとのこと。2011年に書かれたものですが、今もそんなに変わらないですね。

 

 

今は我慢の時代で最初から強いリーダーはいないのだから中・長期的に見ていく視点が必要とも書いています。

 

 

人の考えややり方を確認もせず批判的な立場をとるのはよくないですね。「どうせダメに決まってる」ではなく「まずはやってみよう、話はそれからだ」というスタンスを大事にしたいですね。

 

 

 

最後に

今回紹介した以外にも金言がたくさんあり、人生のヒントとなるような考え方に触れることができます。

落合氏は「人や組織を動かすこと以上に、実は自分自身を動かすことが難しい。」と本書で述べています。

 

 

「オレ流」という言葉からは独特、奇抜というイメージがされ監督としても一見奇策をとっているように思われがちですが、その実は合理的に自身の理論に基づいて自分自身を「采配」してきただけなのではないでしょうか。

 

 

我々も自分自身の人生を「采配」していく上で迷うこともあるでしょうが、そんな時に背中を押してくれる一冊です。 

 

 

最後に本書の核となる一文を引用させてもらいます。

 

 

自分の采配を「正しかったか」

それとも「間違っていたか」

という物差しで考えたことがない。

ただあるのは、

あの場面で最善と思える決断をした

ということだけである。

 ~「采配」落合博満 p74より引用~

 

 

本日はこれにて。

ありがとうございました。 

 

 

セイバーとドラゴンズVol.4 「wOBA」~ナゴヤドームとフライボール革命~

本日はセイバーメトリクスを勉強しつつ中日ドラゴンズのチーム分析を行う「セイバーとドラゴンズ」の第4回をお送りします。

 

 

打撃指標のwOBAについて学びつつ、話題のフライボール革命とからめて書いてみました。

 

 

バッターにとっては不利といわれるナゴヤドームにフライボール革命は起きるのでしょうか?

 

 

wOBAとは?

weighted On-Base Average

1打席当たりの打撃による得点貢献

 

簡単に言うと打者の攻撃力をあらわしたものです。

 

読み方はwOBA(うおば)としておきましょう。セイバーメトリクスの指標って呼び方がわからないものが多いんですよね。いい呼び方はないものかしら。

 

wOBAの計算式

(0.692×(四球-故意四球))+(0.73×死球)+(0.966×失策出塁)+(0.865×単打)+(1.334×二塁打)+(1.725×三塁打)+(2.065×本塁打)]

÷(打数+四球-故意四球+死球+犠飛)

*NPBでの計算式

 

数字のスケール感としては出塁率のイメージを持ってください。

0.320が平均的な数値となるように係数が設定されます。

係数はシーズンごとに違ってきます。

 

ポイントは

四死球、単打、二塁打、三塁打、本塁打

それぞれで価値が違うという点です。

 

打率や長打率と違い、四球や失策出塁にも点数が与えられている点も特徴的です。

 

係数の設定は「得点期待値」というセイバーメトリクスにおいて重要な考え方が関わっていますが、詳しい説明はここでは避けます。

 

wOBAの特徴

wOBAによって打率や本塁打数だけではみられない総合的な打撃貢献を見ることができます。

 

OPSという指標もよく使用されますが、wOBAはより細かく各項目の価値を設定する点で優れていて、打撃の指標としては主流なものになっています。

 

あくまで1打席あたりの「質」を表す指標ですので積み重ねた貢献の「量」をみるには

wRAA(weighted Runs Above Average)

wRC(weighted Runs Created)

といった指標に変換する必要があります。

 

12球団のwOBA

まずは球団毎のwOBAを見ていくことにします。得点との関係性も見てみましょう。

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きれいな相関してますね。順位ともほぼマッチしている気がします。

 

広島さんはほぼ3割5分でさすがとしか言えません。

 

わがドラゴンズは2017年シーズン最低クラスであったwOBAをどの程度改善できるかが課題となりますね。のびしろですね。

 

打球が弱くて低いドラゴンズ

個人成績を見ていく前に今回はwOBAの他にチームの打球傾向についても考察してみました。

 

現在では打球の種類や速度に関しても細かいデータがとられています。

 

2017年シーズンのドラゴンズの打球傾向の特徴的なものとして

FB%=フライ打球の割合
Hard%=速い打球の割合 

の低さがみられました。

 

FB%はその名のとおりですがHard%について説明していきます。

 

打球の速度の分類の1つであり

フライ・ライナー・・・滞空時間orキャッチまで
ゴロ・・・内野を抜けるorキャッチまで

の時間によって

 

Soft・・・弱い打球

Mild・・・まあまあの打球

Hard・・・強い打球

 

と分類されます。Hardがもっとも安打になりやすい打球で

Hard%はその割合を表しています。

 

こちらのグラフをご覧下さい。

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どちらも12球団ワーストとなっています。

残念ながらドラゴンズは12球団で1番「打球が弱く、低い」と言えます。

 

チームのFB%やHard%が高ければ良いとは言えませんが、長打の少なさ(長打率12球団中9位)や四球の少なさ(四球数12球団中最下位)との関係は無視できません。

 

フライボール革命とは?

 今シーズンのホットな話題としてフライボール革命がありました。

 

野球界に激震!メジャーでホームランを激増させたフライボール革命(フライボールレボリューション) - NAVER まとめ

 

ざっくり言ってしまうと

「フライ打球の方がアウトになる確率が低いので、フライ打球を打ちましょう」

ということなのですが、広いナゴドでは有効な考え方なんじゃないかと密かに思っています。

 

ドラゴンズの選手たちのデータをみてフライボール革命が有効な戦術となるのかを考察していきます。

 

wOBA個人成績と打球傾向

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ドラゴンズ野手wOBAのランキングを見ていくと上位のメンツとしてはある程度予想通りで長打のある選手が強いですが、松井佑介選手もリーグ平均を上回っており今シーズンのブレイク枠として期待できます。

 

また平田選手も打率こそ0.244と低調でしたが、wOBAではリーグ平均を上回っており四球や長打という点での貢献を評価することができます。

 

新人王を獲得した京田選手はwOBAではリーグ平均を下回っておりますが今後長打を増やしていくのか打率を追及していくのか今シーズンの注目ポイントの一つです。

 

 

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次にフライ打球の割合(FB%)、強い打球との割合(Hard%)とwOBAの関係をそれぞれ見ていきます。

 

結論としてはフライを打つより、強い打球を打つ方が重要度が高いと言えそうです。

 

象徴的なのが大島選手でFB%は低いもののHard%では長打のある選手に引けを取っていません。首位打者を争ったことから考えても「強い打球でヒットを打つ」という技術を備えていると言えます。

 

先述の京田選手をはじめ俊足系の選手は大島選手をモデルケースに強い打球で率を残すという方針でいくと良いかもしれません。

 

A・ゲレーロ、福田、松井佑の3選手は「フライかつ強い打球を打っている」といえそうです。そういった意味で福田、松井佑の2選手にはゲレーロ選手の穴を埋めて余りある活躍を期待します。

 

亀澤選手は極端にHard%が低い(リーグ最低)ですが、打率は0.287で規定未到達ながらチーム2位と独自路線で率を残すタイプのようです。

 

高橋周平選手はFB%,Hard%ともに平均を下回っています。大砲として期待されていますがそれに固執せず中距離打者としての可能性を模索した方がよいかもしれません。

 

ナゴドにフライボール革命は起こるのか?

2017年シーズンの野手陣の打撃面の課題はフライ打球が少ないというよりは打球が弱く

「怖さがない」

という点にあります。

 

打球が弱いと長打も減り、四球も減ってしまいます。2018年シーズンは三振が増えるリスクをとってでも強い打球を打つことを期待しています。

 

個人としては強い打球でゲッツーになっても

「ナイスバッティング」と称えていく気持ちです。

 

合言葉は

 

「ナゴドにハードヒット革命を」

 

 

それでは本日はこれにて。

ありがとうございました。

 

 

セイバーとドラゴンズvol.5はこちら

kiwismsaezuri.hatenadiary.jp

セイバーとドラゴンズVol.3 「FIP」~魔城ナゴヤドームの再建はなるか?~

こんにちは。
キウイズムです。

今日はセイバーとドラゴンズです。

最近セイバーの勉強が滞ってしまい、かなり久々の投稿となってしまいました。
気が付けば開幕はすぐそこ。。。

開幕までにちょこちょこ投稿できたらいいなー。(やれんのか?)

 

我らがドラゴンズは松坂効果で盛り上がっています。

投手の頭数は揃ってきた感があるのであとはどのくらい結果を出してくれる選手が出てくるかですね。

個人的にはイチローも来てもらえると嬉しいんですが。野手陣の意識を変えてくれそうな気がします。

 

今日は投手を評価する指標のFIPについて書いていきます。

 

FIP(Fielding independent pitching)とは

投手の評価を与四球・奪三振・被本塁打のみでおこないます。

「ヒットは飛んだ所とか野手の守備力で決まる。つまり運次第だから投手の実力とは無関係だよ♪」

という考え方です。

 

FIPの計算式

FIP = (13×被本塁打+3×(与四球-故意四球+与死球)-2×奪三振投球回+定数
*定数=リーグ全体の[失点率-{13×被本塁打+3×(与四球-故意四球+与死球)-2×奪三振}÷投球回]


ちょっと計算式が長くて分かりづらいですが
評価の際のイメージとしてはERA(防御率)を思い浮かべるとわかりやすいですね。
純粋な投手責任のみを表した防御率というところでしょうか。

 

投手はFIPをよくするためには

・被本塁打・四死球を減らすこと

・奪三振・投球回を増やすこと

が求められます。

 

FIPの考え方では

「どれだけヒットを打たれても投手の評価には影響はない」

と言えます。

しかしながらフェンス直擊の二塁打なんかは完全に投手の責任なはずですがFIPでは排除して評価が行われます。

そういった弱点を補うためにtRAという打たれた打球の種類によって評価する指標もあります。

2017年シーズンを振り返る

2017年のセ・リーグFIPベスト3はこのようになっています。

1位 R・ドリス  (T)       1.67

2位 山崎 康晃 (DB)       2.03

3位 桑原 謙太朗 (T)       2.42

 

リリーフ投手の方が指標が良い傾向がありますね。

先発投手のトップはR・メッセンジャー選手(T)で2.58でした。阪神タイガースはトップ10に6選手が入っていますが、投手陣の質もさることながらホームランが出にくい甲子園をホームグラウンドにしているという点も大きく関係しているのでしょう。

 

 

「あれ?ナゴドで投げてる人たちは・・?」

というのは考えないようにしましょう。

 

それでは2017シーズンのドラゴンズ投手陣の成績を見ていきます。実際の防御率との差やFIPと関係する被本塁打、四球、奪三振の成績とともに見ていきます。

 

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魔城ナゴヤドームの再建はなるか?

思ったより悲しい結果になりました。

ナゴドでこれはいけない。。

 

関連指標が軒並みリーグ再開となっております。被本塁打率も最下位のヤクルトのホームが神宮球場ということを考えると実質最下位なのでは・・?

 

特に四球は今シーズンのチームを象徴する重要なファクターだったように思えます。観戦していて三振がなかなか取れず、四球を与えてしまうという場面がシーズンを通してありました。

 

セイバーメトリクスの教科書と呼ばれる小説「マネーボール」ではことあるごとに「出塁率」の話題が出ていました。

 

「四球」は「出塁率」に大きく関係します。チーム全体としていかに四球を出さずこちらが四球を奪うか?というのはドラゴンズの大きな課題なのではないでしょうか。

 

*セイバーメトリクスに興味のある方は必読の一冊です。

数字がすべての世界で垣間見える人間臭さが魅力です。

 

 

次にチーム内での成績を30イニング以上投げている選手を対象に見ていきます。

 FIPの優秀な順に並べていきます。

 

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三振が取れる選手の与四球率改善に期待

四球を与えないという観点で見ていくと柳、吉見の両選手が素晴らしい成績となっています。特に柳選手は奪三振割合もチーム内トップのため来シーズンはより多くのイニングを投げることを期待しています。

 

笠原、伊藤、小笠原の三選手は奪三振割合が20%を超えているため維持したまま四球を減らすことができればチームの躍進につながりますね。しかし、小笠原の被本塁打がすごいことになっていますね。。

又吉、田島選手の来シーズンは?

FIPは真の防御率とよばれることもあり、【防御率-FIP】でマイナスになる選手は過大評価という考え方もあります。

 

その点で見ると又吉、田島選手がそれぞれマイナス分が1、2位となっています。両選手ともチームに欠かせない選手だけに心配ですが、又吉選手は役割の固定、田島選手は東京ドームといった課題がクリアできれば問題ないのかという気がします。

 

まとめ:ナゴドを信じよう

投手陣の課題が四球にあるということは明確です。

ただ四球を減らすと言っても簡単ではなく、厳しいプロの世界では甘い球はすぐに本塁打にされます。

 

とはいえ現状「四球も出すが、本塁打も打たれる」という状態であるのも事実ですので、ナゴドの広さを考えるとまずは四球を減らす意識が優先なのではないでしょうか。

 

私の結論としては

 

「ナゴドを信じてストライクを投げよう」

 

 となります。

 

少し強引ですが、今日はこの辺で。

お付き合いいただきありがとうございました。

 

Vol.4はこちらから

kiwismsaezuri.hatenadiary.jp

 

 

「耳で聴く本」Audible体験談

みなさん読書はしてますか?

 

私は元々漫画か雑誌(音楽とスポーツ)しか読まない人間だったのですが、今さらながら読書の楽しさに気づいております。

 

もっと時間がある時に読んでおけば。。という思いもあるのですが、何かを始めるなら今が一番早いってことで野球やらセイバーメトリクス、仕事術の本なんかを読んでいます。

 

ただ社会人になるとなかなか家でゆっくり本を読むという時間が取れないこともあったり、電車とか外で読むのにもなんだか抵抗がありました。いいのないかなーと探していたときにこのAudibleに出会いました。

 

今日はAudibleというオーディオブックサービスについて実際に使ってみた個人的な感想を書きます。

 

使い心地は悪くない感じです。

 

Audibleとは

いわゆる「耳で聴く本」です。アプリでコンテンツ内の本をダウンロードし、どこでも聴くことができるようになります。

 

特徴

・月額1,500円(1ヶ月無料体験あり)

・アプリ内の本は聴き放題

・プロのナレーターによる朗読

・倍速、タイマーなどの機能つき

 

使ってみた

耳で聴くことの効能

当然ながら目で見ることと耳で聴くことの違いが大きかったです。元来ラジオとか好きなので音声コンテンツが性に合ってるのかもしれません。

 

耳で聴いて場面を想像することが脳にとって良い刺激があるというのをどこかで聞いたことがあるので(ソースは忘れました。) そういった効果はなんとなく感じます。

 

ただ元々著書の方に図解や写真が入っている部分もあるのですが、そういった部分の説明や構造や概念を理解する時には言葉だけで想像するのはキツかったですね。

 

逆に分かるまで何回も聴き直しすれば想像力が鍛えられるかもしれません。

 

ナレーターについて

他にはナレーターの声質によって好みがあるので、声が気に入らないと意識がそっちに行き内容が入ってこないですね。 

 

ホリエモンチャンネルのように本人達が対談しているものもあるんですが、やはり本人が語ることによって説得力というか意識に残る感覚が強いです。

 

今後は著者自身が朗読するものが出てくると嬉しいですね。

 

コンテンツについて

私が一番読むのはビジネス・自己啓発系ですが、どれも発刊してからしばらく立ってからのものになるので元々本を読む人にとっては今さら感のある本が多いかもしれません。

 

これに限らず○○放題系のコンテンツは選び方がどちらかというと受け身になってしまうので、自分のアンテナを鋭敏にするという意味ではあまりオススメできません。

 

個人的なオススメは落語です。これまで落語は聞いてこなかったですが10分程度で聴けるものもあり、落語家の方々の表現力、ユーモア、話術(起承転結)をライブ感たっぷりに感じることができます。歌丸師匠良き。

 

使用状況別の相性

色々なシチュエーションで使用してみましたが状況別の使い心地はこんな感じです。

 

通勤中(電車)・・・○

乗り物で本を読めない私のような人間にとっては非常に使いやすいです。ただいつものルートだと問題ないですが、新規の場所に行く時に乗り換えのこと考えたりすると内容が飛びます。

寝落ち注意のため立った姿勢での使用推奨です。

 

家事中・・・◎

ルーティン作業の家事との相性はすごく良かったです。料理、洗い物、洗濯、掃除、あらゆるシチュエーションでオススメです。

 

運動中・・・△  *種類による

個人的にはあまり疲れないエクササイズバイク中は問題なし。ランニングや筋トレの時は意識が呼吸や筋肉に向かい、内容が入ってこないなーと感じました。

 

散歩中・・・○

元々スキマ時間の活用のためでしたが、本を聴くために30分くらい歩いてみるかということが増えました。ごはん食べ過ぎちゃったなーっていう時とか電車一駅分歩いたりしてます。

 

仕事中・・・アウト

一瞬だけやったけど気が気でないのですぐやめました。メンタルが強ければあるいは。。

 

ジーッとして集中して聴くよりもなにか考えないでできる作業をしながらの方がオススメです。逆に頭を使う系の作業と並行するのはオススメしません。

 

読み方のコツ

私の場合は一度に聴くのは長くて30分までにしています。そしてしばらくたった後に本の内容を書き出してまとめてみるというのをやっています。

暗記のためというよりは自分の中でひっかっかったもの抽出するという作業なので全部覚えてなくてもいいかなとおもいます。

 

ただダラダラと聴くのではなく、得られた知見や概念を自分の言葉でまとめるというアウトプットの作業をするとより理解も深まります。

 

みなさんも色々な使い方を試してみては?

 

まとめ

Audibleはまあまあってところでしたがオーディオブック自体の魅力にはとりつかれてしまったので、Febe!など他のコンテンツも開拓して行きたい所存です。

 

本日はこれにて。

ありがとうございました。

 

 

直角のお辞儀を目指して〜B'z LIVE GYM 2018/1/7 ライブレポってほどではない〜

こんにちは。

キウイズムです。

 

2018年初投稿ですね。 

全力で働き、全力で感謝する。

それを今年の所信としたいと思います。

(今更感は重々承知です。。)

 

年始には東京ドームにてB'z LIVE GYM 2017-2018 〜LIVE DINOSAURに参戦し、大いにパワーをいただきました。 初日の出ならぬ、初稲葉ですね。

 

説明不要とは思いますが、B'zとは松本孝弘(gt.)、稲葉浩志(vo.)の2人からなるロックユニットで今年デビュー30周年を迎えます。格好良さとちょっとしたダサさ(ここ大事)を兼ね備えた楽曲を松本さんのギター、稲葉さんのシャウト、百戦錬磨のサポートバンドで最強のパフォーマンスに昇華させる彼らのLIVE GYMはみなさん一度は生で見てもらいたいものです。

 

私は今回で3回目の参戦となり、まだまだビギナーではあるんですが、毎回全力投球のパフォーマンスに背筋が伸びる思いです。今回ももちろん素晴らしいLIVE GYMで、露出狂が着るコート(名前を失念)姿の稲葉さんがめちゃくちゃ格好良かったり、十字架を背にした松本さんなど登場から様々な見所がありました。小ネタもちょいちょい挟んで稲葉さんのMCも茶目っ気たっぷりでした。

 

news.livedoor.com

年末の稲葉さんの喉の不調のニュースもあり、ファンの不安を察していたのか「大丈夫だよ」と言わんばかりの力強いシャウトの連続には胸を打たれました。

よくよく考えてみれば、B'zの曲を30年間全力で歌ってきて喉がどうにかならないのがおかしいのですが。。

 

そんな素晴らしい今回のLIVE GYMの中でも1番印象に残ったのが曲終わりに稲葉さんが深くお辞儀をする姿でした。aiko等アーティストのライブではよく見るんですが、B'zのライブ映像などではあまり意識して見ていなかったこの行為がなんだか心に残り、最終的には

「またお辞儀見たいな。。お辞儀するかな・・・お、出た!」

とお辞儀待ちというわけのわからない状態になっていました。

その角度は直角90度。最敬礼が45度ですから90度はとてつもないということがわかりますね。ファンとしてはこちらこそ120度くらいでお辞儀したいよという気持ちなのですが。

 

B'zほどのステージにいる人がこんな風に直角にお辞儀をできるのはすごいですね。演奏を見てると本当に全力で出し切っているのが伝わるし、だからこそファンに全力で感謝することができるのだな、としみじみと感じました。働きと感謝が本物だから自分みたいに好きになる人がどんどん増えていくんだな、とも。

 

全力で働いて、全力で感謝する。

働くは仕事のみにあらず、人の為に動くこと。本人や他人の為。

美しい直角のお辞儀ができるほど人というものにエネルギーを傾けていきたいなと。

そんなことを感じたLIVE GYMでした。

 

それでは今日はこの辺で。

ありがとうございました。