「大丈夫?」は愚問 球数制限論に思うこと
こんにちは。
キウイズムです。
暑い季節がやってまいりました。
高校野球は連日ドラマチックな試合が続き盛り上がりをみせていますが、一方でこんな問題提起もなされています。
ポイントとしては
- 184球を「力投」と美化する風潮に疑問
- 体も技術も未熟な高校生に無理をさせてはいけない
- 選手は「いけるか?」と聞かれたら断れない
の3点です。
投手の起用はプロでも難しいですからね。高校生ならなおさらです。
球数を制限するという議論も何年も前から出ていましたが、近年はより活発になっています。
橋下徹氏が済美・山口直哉の184球に「投球数制限を導入すべき」 - ライブドアニュース
個人的には球数制限には反対ですが、高校生の投手起用については監督が全責任を取らなくてはならないと考えます。
もっとはっきり言うと監督は
「勝利のため選手が潰れても仕方ないと思って投げさせた」
と言えないのであれば184球も投げさせてはいけません。
球数制限よりも廃止すべきは記事の中にもあった
「大丈夫か?」「いけるか?」
といった類の愚問ではないでしょうか。
「大丈夫?」と聞かれたら「大丈夫」と答えてしまう
この「大丈夫?」という問いかけ。正直断りにくいです。
本人の意思を尊重しているといえば聞こえは良いですが、管理する側が判断を放棄しているとも取ることができます。聞く側からするとラクなんですよね。
言ってしまえば断る・断らないも自己責任ですが、上下関係があるとそれも難しい問題だと思います。だからこそ人の上に立つ人間は言葉を慎重に選ばなければなりません。
ついつい言ってしまう「大丈夫?」
言う前に少し考え直してみましょう。
本日はこれにて。
お付き合いいただきありがとうございました。