さえずるキウイズム

一児の父が大人になるため考えたことや子育て、健康についてピーピーさえずっています。

異常な日常~ありがとう、岩瀬仁紀~

こんにちは。

ウイズムです。

 

1試合に登板する。

1回を0点に抑える。

野球においてはありふれた日常。しかし、その景色はとんでもない努力や多くの選手たちの挫折によって成り立っています。

そんな異常な日常を積み重ねた男が引退を決意しました。

 

2018年9月26日、この日は広島カープが3連覇を果たし、黄金期を迎えました。

一方、中日ドラゴンズにとっては一時代の終わりを象徴する出来事が起きました。

浅尾拓也選手に続き、岩瀬仁紀選手、荒木雅博選手の引退報道。

 

2010,2011年に球団史上初となるリーグ2連覇をはたした黄金期のメンバーです。毎年、引退は避けられない話題なのですが、今回ばかりは「本当にみんないなくなってしまうんだな」と。。

なんだかこみ上げるものがあったので、いつにもましてとりとめなく書いていきます。

 

今ないものにこだわってはいけないという記事を書いたくせに、実は黄金期に一番こだわっていたのは自分だったということが判明することに。喪失感ハンパねぇっす。。

特に岩瀬選手には思い入れが強く、今年も必要な戦力で、来年もいてくれると思っていただけにショックが大きかったです。ファンレターを書いたり、ユニを買ったり、、今年唯一の現地観戦での投げる姿がこの目で見た「投手・岩瀬」としての最後になってしまうことが寂しくてたまりません。

 

死神を語る2つの数字

2018.9.26時点までの成績を見てると特筆すべきはやはり日本記録のこの2つ。

  • 999登板
  • 406セーブ

冷静に考えなくても異常な数字です。

1年だけでも難しい50登板、20セーブを20年以上達成しないとできない計算です。登板数なんてドラクエだったらカンストしてます。

 

歴代最高記録 登板 【通算記録】 | NPB.jp 日本野球機構

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歴代最高記録 セーブ 【通算記録】 | NPB.jp 日本野球機構

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セーブ数はそうそうたる守護神の中でもぶっちぎりですし、登板数に至っては一人だけタイムスリップしてます。 

こんなレジェンドたちの記録を抜く選手なんて今後もう出てこないでしょう。

  

そんな圧倒的な成績と「死神」という物騒な二つ名があるにもかかわらず、当の本人は「普通」「オーラがない」「ナゴドのイオンが似合う」「川上憲伸のマネージャー?」なんて言われてしまう始末。そこが魅力でもあるんですが。自分の記録にもこだわりがないようで「引退した後でゆっくり振り返りたい」と言っています。きっと自分が一番びっくりするんじゃないかな。アンタ化物なんやで。

 

死神はどこへ行く? 

今シーズンはまだ残っています。おそらく前人未到の1000登板も達成することになるでしょう。プロ野球の記録にはしっかり残るけど、意外と記憶には残らない可能性があるのが岩瀬選手。それはそれで愛しい感じがするので、まあ良しとしましょう。少なくともドラゴンズファンは絶対忘れない。

 

いったん球団を離れるらしいですが、いつか必ず帰ってきてほしいです。指導者としてはどうなるかな?怖いイメージはないですが、圧倒的な成績で無自覚に選手にプレッシャーを与えていきそうですね。もしくは監督になって「文句を言いたかったら、俺の成績を超えてから言え」とか言いだしたら最高なんですが。

 

「もっと続けてくれ」という気持ちはありますが、「ついにこの日が来たか」と納得している部分もあります。ここ数年は岩瀬選手が登板して抑えるとホッとして「よくやった」と思ってしまっている自分がいました。そんなのはありふれた日常だったはずなのに。。

 

まだまだ気持ちの整理はついていませんが、最後の瞬間まで応援し続けます。

サンキュー死神。

異常な日常をありがとう。

 

 

本日はこれにて。

お付き合い頂きありがとうございました。

 

岩瀬愛あふれる記事はこちら 

kiwismsaezuri.hatenadiary.jp