さえずるキウイズム

気づく。さえずる。やきうandドラゴンズ成分多め。セイバーメトリクスも少々。

古田敦也氏の「古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術」を読んで今年はワンランク上の観戦をしよう

こんにちは。

ウイズムです。

 

開幕直前スペシャルとしてもう一本書きました。

全国プロ野球ファンの皆様は開幕の観戦はテレビですか?現地ですか?

私はDAZNです。

 

開幕間際の雰囲気というか緊張感は何度味わってもよいものですよね。

(どこのファンも「今年はいける」って思ってるんですよ。この時点ではね。フフフ。。)

 

プロ野球の観戦方法は人それぞれです。

とにかく好きなチームが勝てばいい人。

特定の選手に思い入れを持って応援する人。

選手の成績でいろいろ語りたい人。

ブレイクしそうな選手を見つけて成長を見守りたい人。

それぞれが思い思いの楽しみ方ができる。それぞれの「観戦術」を持つことが野球の楽しみのひとつです。

 

本日はそういった「観戦術」に深みを持たせる方法を元プロ野球選手の視点から教えてくれる一冊を紹介します。

2015年出版の古田敦也氏の「古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術」です。

 

著者:古田敦也氏について

 

 アラサー野球ファンならみんな大好きメガネがトレードマークのターフルさんです。

プロ野球選手や監督として東京ヤクルトスワローズで活躍し、現在は野球解説者として活躍しています。

 

・打撃

捕手で史上4人しかいない通算2000本安打を達成

・守備

1993年に盗塁阻止率.644のキチガイ記録

・頭脳

野村ID野球の申し子、メガネ=知的のイメージを増幅させた人

・しゃべり

解説がわかりやすく面白い

・女子アナの嫁

今や定番のカップリングの先駆者として選手に夢を与えました

 

の5ツールプレイヤーでもあり、1990~1998年の9年間では4回のリーグ優勝の原動力として活躍しました。「ミスタースワローズ」として愛されている人物です。

また2006,2007年には選手兼監督を務めました。当時の私は現代で選手兼監督がみられると思っていなかったのでいたく興奮していました。

 

野球技術の解説についても秀逸で、自信の経験から培ってきた理論をわれわれ素人にもわかりやすく伝えてくれます。野球をやってた頃にこの解説を聞きたかったです。。

www.youtube.com

 

 

著書:「古田式・ワンランク上のプロ野球観戦術」について

第1章 ピッチャーの観方  

第2章 バッターの観方   

第3章 守備の観方     

第4章 監督の戦術の観方

 

の全4章で構成されています。田中将大イチロー新庄剛志野村克也などそれぞれの章で多くの一流選手、監督を例に時にはプロ野球の舞台裏を明かしながら「観方」のポイントを解説しています。

内容もわかりやすい言葉と文体で説明していますので、かなり読みやすいものとなっています。野球に興味が出てきた方や最近見始めた方にもオススメの一冊です。

 

面白いなと思ったポイントを本書から一部共有させていただきます。

今年はこの辺を意識しながらドラゴンズを応援します。

皆様今年の観戦も楽しんでいきましょう。

 

縦の変化とサイドスローのはなし

 「第1章 ピッチャーの観方」ではオーバースローサイドスローアンダースローなどピッチャーの投げ方の種類を解説しています。

その中でフォークがなぜ有効な変化球であるか?という話をされています。 我がドラゴンズにも関係のある話なのでまとめてみました。

 

縦の変化のメリットについて

・スライダー、シュートなどの横変化→腕の伸ばしや畳みで瞬時に対応できる

・フォーク、スプリットなどの縦変化→瞬時にバットを下げるのは難しい

・フォークのいい投手がメジャーでも活躍できるというのもこの辺りに理由がある

 

サイドスローのメリットと弱点

・メリット→投げるときの上下のずれが少ないのでコントロールがつけやすい

・弱点→スピードと縦変化がつけられないため慣れると対応されやすい

・元ヤクルトの高津臣吾選手のようにシンカーを取得できれば、縦変化が加わり活路が開ける

 

ウチのサイドスローといえば又吉選手、田島選手なので彼らが縦変化をどのように使っているか注目して観ていきたいと思います。

特に又吉選手は対左打者が苦手というのが昨シーズンわかったので、今シーズンはその点をどのくらい修正できるかが活躍のポイントになりそうです。本人は左打者のインサイドをきつく攻めるって言ってましたね。

 

ノムさんとのエピソード

その他にもプロ野球の技術についてさまざま面白い解説がのっていますが、そこは本書のお楽しみとしておきます。
「第4章 監督の観方編」では選手時代の師であるノムさんこと野村克也氏とのエピソードが数多く出てきています。
その中で特に印象に残った内容を紹介します。

・配球については厳しく叩き込まれ、ノイローゼ気味にもなった
・ある試合で配球に迷い助けを監督に求めたが、目を逸らされてしまった
・逆にこれで心が晴れ、自分の信じた配球をするしかないと吹っ切れた

野球に関して様々なことを教わり、知識や戦術論の深さから神様みたいな存在として野村氏を見ていたが、その神様でもわからないことがあるとわかって視界が開けたというエピソードです。

 

これは野球だけではなく仕事などいろんなことに言えます。

「自分なりの根拠をもって判断すること」

で結果が失敗でも次につながります。

逆に

「なんとなく周りの言うことをきいて」

成功してしまうのが一番危険です。


プロ野球を見ていると監督の采配に文句を言いたくなる場面もあります。
しかし結果論に振り回されるのではなく、その采配の根拠となる「野球観」を考えてみるともうワンランク上の観戦ができるのではないでしょうか。

 

それでは今日はこの辺で。
ありがとうございました。