さえずるキウイズム

一児の父が大人になるため考えたことや子育て、健康についてピーピーさえずっています。

有給休暇の理由を言わない理由

有給休暇をとる時にこどもを理由にすると自分の気持ち的にはラクですが、フェアでないとも感じます。

 

有給休暇の理由を言わない理由

「子育てに理解のある社会を」という風潮が広がりつつありますね。

 

私の職場も子供がいる人が多いので、有給休暇を申請する時も「こどもの行事で〜」といった理由は理解されやすく、なんとなく言いやすい雰囲気があります。そもそも休暇の理由なんて言う義務はありませんが、自分から言う人もけっこう多いんですよね。その辺は職場の雰囲気や同僚との距離感もあるのでしょう。

 

私の場合は休みの理由を言わないようにしています。どんな理由でも休みは休み。「こどものことだから分かってくれるよね?」というスタンスは長期的には好ましくないからです。

 

子育てに対する制度的な支援はもちろん必要だと思いますが、有給休暇のようにみんなが平等に受けとれるものまでこどもを理由にしてしまうとバランスがとれなくなるのではないかと思っています。子育てしやすい社会になってほしいですが、「こどものことならなんでもオッケー」という風潮にはなって欲しくないのです。

 

今回の有給休暇をとるケースも「こどもが〇〇」という理由は堂々と伝えられますが、「好きなアニメを一日中見る」という理由だとどうでしょうか?これは言いづらいという人もいるのではないでしょうか。

 

はたして趣味で休むのは正当な理由ではないのか?

そんなことはありません。

こどもの面倒をみるのも、アニメを見るのも、大好きなアーティストのライブに行くのも、体調の悪いペットの面倒をみるのも、なんとなく気分が乗らないのも、すべてその人にとっては大事な理由です。だから逆に理由なんて聞いてもしょうがないんです。

 

私には「こども」という大事な理由があるからこそ、ほかの人の大事な理由も尊重したいと思っています。

 

「子育てに理解のある社会」というのはそこからの話で、こどもがいる人もいない人もみんな大事な理由があるということを知るのが第一歩だと思います。

 

そして、どんな理由であっても休みを受け入れられる社会であってほしいものです。というか理由なんて全部私用でいいのにね。

 

本日はこれにて。

ありがとうございました。